ケアマネの1カ月

ケアマネの1カ月の過ごし方

ケアマネは、1か月毎にやらなければならない仕事があります。先の利用票と提供票が1か月毎の予定で組まれることから、そのあたりのイメージが理解できると思います。なので、1か月刻みでスケジュールが組まれるわけです。

これからケアマネ業務に就くという人は特に、自分が実際にケアマネになったときにどのように過ごすのか、イメージしながらみてください。

 

実績報告が月初めに届く

新しい1ヵ月が始まったとします。今日は今月の最初の平日です。月初めには、あなたが利用者へのサービス提供をお願いしているサービス事業所から、サービスの利用実績が届きます。

ケアマネは毎月、月末近くに各サービス事業所に、提供票を配ります。この提供票は先に説明した通り、「利用者へ、サービスをこの内容で提供してください」とお願いするための書類です。

サービス事業所はこの提供票をもらうことで、仕事の依頼がきたことを知るわけです。ですから、この提供票の内容に従って、通所やヘルパーさん、サービス事業所のみなさんは、利用者を通所に連れて行ったり、ヘルパーを派遣したりします。

そのようにしっかり仕事をした結果を提供票に書き込んだり、その事業所独自の書式を使ったりして、1か月のサービスの利用状況をケアマネに報告するのが、実績報告です。

請求業務は10日までに行う

先月の実績報告をもらったあなたは、それに従って請求業務を行います。請求業務とは、国民健康保険団体連合会へ介護報酬の請求を行うことです。

これら介護保険制度に従って報酬を請求したり、保険給付がきちんと行なわれるようにする一連の業務を総称して、給付管理といいます。

請求業務には締め切りがあり、毎月10日までに国民健康保険団体連合会に請求します。また、10日が土日などの休日であれば、その前の平日(9日か8日)に請求しなければなりません

訪問ができるのは請求業務が終わってから

請求業務が無事に終わり、10日を過ぎるとケアマネさんは、本格的な訪問ができるようになります。もちろん、場合によっては請求業務の合間を縫って訪問することもあります。

ケアマネは、いろいろな場所に顔を出します。利用者の自宅でモニタリングを行い、行政の介護保険担当窓口でいろいろな手続きをして、病院の医療連携室では新規の相談を受け、地域包括支援センターでは予防介護の人の相談を受けるなど、やることもたくさんあります。

利用者やサービス事業所などど、マメに連絡調整・確認を行なって、ケアマネは自分で行動予定を立てて動かなければなりません。

ムダのない、合理的な段取りを立てないと、場合によっては利用者やサービス事業所の仕事に、悪影響や不都合を与えてしまうことになりかねません。ケアマネはしっかりしたスケジュール管理が大事です。

利用者にハンコをもらった提供票を配布

月の中頃になったら、利用者の自宅でモニタリングを行い、その際に利用票にハンコをもらいます。これで、利用者もしくはそのご家族が、来月のサービス内容を了承した、ということになります。

ハンコをもらったら、その内容に従って、指定したサービス事業所へサービスの提供をお願いします。「提供票の内容に従ってお仕事をして下さい」というわけです。

提供票には、来月の予定が書かれていますから、間違いなく当月中に各事業所に訪問して渡さなければなりません。ですから、ケアマネは月末近くになったら、サービス事業所を回って、提供票を配らなければなりません。

ただし、せっかくサービス事業に行って相談員さんに会うのですから、提供票を渡しただけで帰ってくるのはもったいない話です。この機会に、サービス事業所の相談員さんに、あなたが担当している利用者がサービスを使っている様子を聞きましょう。

モニタリングの時には聞かれなかった、実際のサービス利用の際の様子が確認できます。こういった情報は大切なものですし、情報収集はケアマネにとって欠かしてはならない仕事です。

以上が大まかなケアマネの1か月の流れです。大事なのはスケジュールをしっかり立てて業務を行うことです。