ケアマネジャーになったばかりの時は、「何をしたらいいのかわからない」というケアマネジャーもいらっしゃいますが、わからないことほど不安なものはありませんね。
ケアマネジャーの仕事について、何もわからないまま大きな責任を負うことになるのですから、新人ケアマネジャーは不安な毎日を過ごすことになります。
そんな新人ケアマネジャーが現場で戸惑わないためには、「自分で自分のスケジュールを立てられるようになる」、「外部の人とも、自信をもって仕事ができるようになること」この二つが重要です。
一つ目は自分のスケジュールを立てられるようになることです。ほとんどのケアマネジャーの前職は、介護や医療の現場スタッフで、仕事のスケジュールは全て上の人に決められていた、これは自分でスケジュールを考えなくてもよかったということになります。
しかしケアマネジャーは、自分のスケジュールは自分で決めなければなりません。自分で判断して、自ら動かなければ何も進まないことになります。ところが、新人のケアマネジャーさんは、次に何をしたらいいのか全然わかりません。ですから、戸惑ったり悩んだりするのです。
次に外部の人とも、自信を持って仕事ができるようになることです。これはケアマネジャーだけにではなく、ほとんどの仕事に適用する内容です。
介護施設や病院というところは基本的に、そこに所属しているスタッフだけで動かしています。自分が一緒に働く人は、同じ組織の仲間だけになります。
このように閉鎖的な環境だと、連絡や記録の抜けなど軽微なミスであれば外に出ることはないのです。
ところが、ケアマネジャーがいっしょに仕事をするのは、あなたの勤務先とは別の、外部の人たちばかりになります。小さいミスであっても、やってしまうと、自分自身の信用に関わる大きな問題になってしまうのです。
責任がこれまでとは段違いに重くなるので、経験のない新人ケアマネジャーが重圧に押しつぶされそうになるのは、当然のことになります。
ですから、新人ケアマネジャーはまず、自分で間違いのないスケジュールを立てて、責任をもつということができるようにならなければなりません。
自分でスケジュールを立ててミスなく実行できるようになれば、自信もついてきます。自信がつけば事業所に電話をかけたり、意見を述べたりすることができるようになるのです。新人ケアマネジャーさんの参考になれば幸いです。