新型コロナウイルス感染症発生に備えた対応について

新型コロナウイルス感染症の現状

本年2月から発生したコロナウイルス感染症はとどまるところを知らず日々感染者の拡大が公表されています。

厚労省などからも「高齢者施設における新型コロナウイルス感染症発生に備えた対応等について」の事務連絡も発出されています。

現状でも介護老人保健施設等がクラスターとなり利用者、介護従事職員に感染が拡大している状況です。

ケアマネジャーも介護従事職員の一人として、利用者の健康状態の変化の有無等に留意しながら業務に当たらなければなりません。

高齢者施設での対応等について

厚生労働省の令和2年6月30日の事務連絡の主な内容は下記のとおりです。

1.感染拡大に向けた取組

〇施設入所に対しては、毎日の検温の実施、食事等の際における体調の確認を行うこと等により、日頃から入所者の健康の状態や変化の有無等に留意すること。

2.感染者等が発生した場合に備えた人材確保

〇高齢者施設において感染者等が発生した場合、感染者である職員は入院若しくは自宅療養又は宿泊療養、濃厚接触者である職員は自宅待機となるが、これにより職員の不足が生じたケースがある。このような場合、勤務体制の変更、同一法人内での職員の確保、都道府県を通じた応援職員派遣、関係団体や近隣施設からの応募等により対応が行われた。

このため、感染対策の観点から職員の確保は重要である。

3.感染者発生時の対応

〇入所者の方々は、高齢者で基礎疾患を有する者も多く、重症化するリスクが高い特性がある。新型コロナウイルス感染が疑われる状況においては、健康状態の変化の有無等に留意が必要である。

感染した場合は、呼吸状態及び症状の変化の確認、パルスオキシメーター等も使用した状態の確認、状況に応じた必要な検査の実施等が必要となるとともに、状態が急変する可能性もある。

〇このため、高齢者施設で、入所者に新型コロナウイルス感染症の感染が判明した場合は、高齢者は原則入院することとなること。

※主な内容を紹介しましたが、詳細は厚生労働省「事務連絡令和2年6月30日付け、高齢者施設における新型コロナウイルス感染症発生に備えた対応等について」をご覧ください。

令和2年ケアマネジャー受験について

このような新型コロナウイル感染症対策の中、本年10月のケアマネジャー試験を受けて資格を取ろうと思っている方・取らなければ業務に支障が出る方が一生懸命受験勉強に取り組んでおられます。

大変な時期の受験勉強に頭が下がります。くれぐれも健康には留意されて、ケアマネジャー試験支援サイトを参考に受験勉強に頑張ってください。

まだまだ新型コロナウイルス感染症の拡大は続くと思われます。現役ケアマネジャーも基本を忘れず業務にあたって下さい。